ID : 6148
公開日 : 2008年 1月29日
タイトル
枯渇の心配のないエネルギー」も、すべてよしというわけではない。
.
新聞名
山陽新聞
.
元URL.
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/01/29/2008012908364560010.html
.
.
写真:
.
トウモロコシやサトウキビを発酵させてつくるバイオ燃料だ。この生産が拡大すると中国やインドで将来、水不足が起き、食糧問題は一層悪化するという予測を国際機関「国際農業研究協議グループ」がまとめ
た。
バイオ燃料は米国などでガソリンの代替品として需要が増え、トウモロコシなどの作付けが増えたため大豆などの栽培が減り、穀物価格を押し上げて問題になっている。岡山県内でも飼料価格が上がり、畜産農家を直
撃するなど影響は大きい。
県内では、木材のまち・真庭市などが国の「バイオマスタウン」になっている。こちらは林業由来の木質系バイオマス(生物資源)が主役。台風で発生した風倒木などの廃材や木くずを燃料などに利用する。食料と競合
しないため、トウモロコシのような悩みはないし、木材資源の豊富な土地に向いている。
昨年、同市であった「ゼロエミッション(廃棄物ゼロ)フォーラム」で、作家のC・W・ニコルさんは「自然とうまく暮らしている文明国は日本だけ」と語った。多少のリップサービスを割り引いても、なるほどと思わされる言
葉だ。
さて、原油高やバイオ燃料の余波で値上げラッシュに見舞われたわが暮らしはどうか。少しの距離を車に頼る、薄着で暖房、興味のないテレビ番組がついたまま…と反省点はいくつも。温暖化防止へ足元から―と言うは
やすいが、行うは難しをつくづく実感する。(
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。