ID : 6118
公開日 : 2008年 1月25日
タイトル
県、木材生産量5年で1.5倍に
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20080126-OYT8T00126.htm
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元urltop:
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写真:
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県は2010年度に木材生産量を47%増、出荷額を8%増とする数値目標を掲げる「みやぎ森林・林業の将来ビジョン」をまとめた。県内の林業振興を目指し、生産や流通の拡大に向けた支援態勢の強化や、森
林環境を生かした観光産業の育成などの施策を盛り込んだ。2月県議会での議決を経て、来年度から対策に乗り出す。
県内の木材生産量は05年度実績で50万立方メートル。将来ビジョンでは、その5年後の10年度に、47%増の74万万立方メートルに拡大させる目標を打ち出した。木材や木製品の出荷額についても同年度に、05年
度実績(685億円)から、8%増の745億円とする。
こうした数値目標を実現するため、伐採した丸太を山から下ろす搬送機械など高性能機械を購入する際の補助制度や、低利な融資制度を充実させ、林業を後押しする。また、販路開拓に向け、「流通拡大ビジネスモデ
ル」を構築する。住宅建築での県産財の利用を促すための制度も設ける。
一方、県内の豊かな森林を生かした、観光産業の育成にも取り組む。例えば、シイタケ栽培や炭焼きなどの体験型観光事業を企画する。心身の癒やしを提供する「森林セラピー」や、健康増進に役立つレクリエーション
の施設も整備するなどして、地域資源の商品化を進める考えだ。
人材育成では、森林整備から、生産、流通までの一連の状況を把握できる専門家を各地で養成する。また、森林保全を担うNPOへの支援を強化するほか、森林所有者と生産加工業者、工務店関係者を効果的に組み合
わせた人材活用も進める。
今後の広報・啓発活動についても、県産材からできた、はしや名札の利用を促進する「みやぎの木づかい運動」を、教育現場や企業などで展開するユニークな試みも示した。また、各地に、「県産材利用アドバイザー」
の相談窓口開設も検討する。
県林業振興課は「林業の活性化と、森林保全が両立できるよう、将来ビジョンに沿って、有効な施策を講じたい」としている。
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