ID　：　6108

公開日　：　2008年 1月25日

タイトル

要・徳田氏に奨励賞贈呈／研究成果を評価

新聞名

沖縄タイムス

元URL.

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200801251300_12.html

元urltop:

写真:

　

第二十九回沖縄研究奨励賞（沖縄協会主催）の贈呈式が二十四日、那覇市内のホテルで行われ、遺伝性疾患の解明に大きな成果を挙げた要匡琉球大学医学部准教授と、シロアリの木材分解に関して新たな事実 を立証した徳田岳琉球大学遺伝子実験センター助教が表彰された。
　両氏の研究は国際的にも高く評価される内容で、同協会の清成忠男会長は「今後の新たな展開が大いに期待される」と功績をたたえた。
　要准教授はＯｐｉｔｚ三角頭蓋症候群の原因遺伝子を世界で初めて特定したほか、県内でも見られるアシュコグ・スコット症候群がＡＤＨＤ（注意欠陥・多動性障害）を合併する際の遺伝子変異の領域を特定。「沖縄集団」の 人類学的研究から県民の疾病治療や予防に有用な実績を重ねた。
　徳田助教は、八重山産のタカサゴシロアリが木材分解酵素を自身で分泌していることなど、従来の説を覆す画期的成果を挙げた。この解明で廃木材など植物の非食部分を容易にバイオ燃料化する可能性が開けたこと から、沖縄の産業振興面でも期待が高まっている。

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