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ID : 6063
公開日 : 2008年 1月23日
タイトル
1月22日付・行動した人の勝ち
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新聞名
四国新聞
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元URL.
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/column/article.aspx?id=20080122000056
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元urltop:
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写真:
 
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新聞社には毎日いろいろな問い合わせが入る。記事の内容から、おすすめのうどん店を尋ねるものまでさまざまだが、先日、「割りばし製造機を知りませんか」という電話がかかってきた。
 電話の主は、グリーンコンシューマー高松の勝浦敬子代表。うどん店で出た割りばしを回収して紙に再生するシステムをつくったり、割りばしサミットを開催したり、わずか20人の会員で精力的な活動を展開してきた。
 ついに自分で作るのか…と驚き半分で話を聞くと、道路整備で伐採された木材を割りばしに加工したいという。かつて割りばしを製造していた業者を見つけたが、工程には数段階あって、板状に加工された木材を棒状 に裁断する機械がないのだそうだ。
 割りばしは使い捨て。でも、端材で作るのだから資源の活用。いや、そもそも割りばしの存在自体が資源の無駄遣い。勝浦さんたちの活動を見ていると、そんな割りばし論議がいつも空虚に思えてくる。
 割りばしの国内使用量は年間約9万トンで、1人200膳。うどん王国香川は、たぶん平均より上をいっている。外食産業では大半が使用後に捨てられていて、農水省も昨年、使用済み割りばしを燃料などに再利用する 事業の支援を打ち出した。
 ごもっともな知識や議論より、まず行動。身近な環境保全は動かなければ始まらない。数万円のブランドエコバッグでも持たないよりはいいし、使い捨ての割りばしでも「3膳でA4用紙1枚」と、うどん店を駆け回る方が 心に響く。
 今回、捨てられる運命の木材は4トントラック3台分。どこかに、「板状木材を棒状に裁断する割りばし製造機」、ありませんか?
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