ID : 5987
公開日 : 2008年 1月13日
タイトル
彩の国産業技術大賞 木材改質技術に大賞
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20080111-OYT8T00623.htm
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元urltop:
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写真:
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県は、県内中小企業の革新的で優れた技術や製品を表彰する「彩の国産業技術大賞」の2007年度受賞5社を発表した。最高の大賞は、各種組み立て加工業「プログレス」(入間市)の「木材の改質化方法」に決
まった。表彰式は2月14日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で行われる。
プログレスは、木材を曲げるために液体を染み込ませる「加圧・減圧法」の順序や時間などの条件を独自に開発。木に水分を含ませるのではなく、木が水分を吸い込みやすくなる条件を発見するという「逆転の発想」だ
った。
その結果、従来よりも簡単な施設で低コスト化を実現、大幅に少ない時間で、木材に170~200%(通常の生木は70%程度)の水分を含ませることに成功した。
木材を曲げて乾燥させた後、強度が落ちないことも確認された。既にハンガーや天井に曲面を付ける建材などに利用されているが、将来的には、木製の窓枠やサッシなどの材料として、電気精錬が必要で環境コスト
の高いアルミに代わる「環境に優しい素材」になると期待されるという。
奨励賞には、建築設計・環境機器開発業「アースクリーン」(さいたま市桜区)の、生ゴミを水と炭酸ガスに分解し、固形物を残さない汚水処理装置が選ばれた。
特別賞は、東京ガスケット工業(川島町)の有害物質を含まないエコクリップ、ユーエスエンジニアリング(本庄市)の段ボール製品に付着した紙粉を除去する装置、ユニテク(春日部市)の汚水浄化施設から出る生物汚泥
の処理装置に決まった。
彩の国産業技術大賞は、〈1〉新規性・創造性に富む〈2〉技術的完成度が高い〈3〉市場性の高い技術・製品――であることが審査基準。5回目の今回は14件の応募があった。
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