ID　：　5824

公開日　：　2007年 12月21日

タイトル

天皇杯受賞で記念シンポ 日吉町森林組合 課題探る

新聞名

京都新聞

元URL.

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122000130&genre=B1&area=K40

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写真:

　

先進的な林業に取り組んでいる日吉町森林組合が本年度、国の農林水産祭で天皇杯を受賞したことを記念するシンポジウムが２０日、南丹市日吉町生涯学習センター（京都府南丹市日吉町保野田）で開かれた 。 　同組合は、１０年にわたって山林所有者に対し人工林の手入れを提案するとともに、木材の販売による利益を還元し、安定した林業経営を実現してきた。こうした実績が認められ、今年１１月、農林水産省が主催する同 祭の林業経営部門で最優秀の天皇杯を受けた。 　記念シンポは、府南丹広域振興局が企画した。「日吉町森林組合の到達点と日本林業再生の課題」がテーマで、府内の森林組合職員や環境問題に取り組む市民団体のメンバーら約１３０人が参加した。 　京都大や民間企業の林業研究者４人がパネリストを務め、同組合の取り組みについて「作業員のコスト意識が徹底しており、高い生産性を誇っている」などと分析した。 　この後、討論に移り、「日吉の取り組みが広がらない背景には、各地の森林組合が公共事業に依存する体質から抜け出せていないことがある」「温暖化防止や再生可能な資源という観点から、日本全体の林業の底上げ が緊急の課題」などの意見が出た。

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