ID : 5769
公開日 : 2007年 12月14日
タイトル
ウルシ採取の痕跡 杭3本出土 西吉見条里遺跡
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/071215/stm0712150316004-n1.htm
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写真:
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吉見町教委は14日、7世紀後半-8世紀前半の「西吉見条里遺跡」(同町西吉見)からウルシの樹液を採取した痕跡の残る杭(くい)3本が出土したと発表した。縄文-江戸時代を通じ、ウルシ樹液の採取痕のあ
る出土は全国で4例目。
出土した杭は古代の道路造成に伴い、土壌を改良するため打ち込まれた約300本の木製杭の一部。ウルシの杭は5本あり、うち3本(直径4・5~6・7センチ)に材をほぼ一周する幅5~8ミリ、深さ1ミリの傷が10-13
センチ間隔で3~2本ずつ付いていた。傷からにじみ出る樹液を採り、その後、道路建設用の杭として再利用されたとみられる。
縄文時代後期の下宅部遺跡(東京都東村山市)でも同様のウルシ杭が出土しており、今回の出土で縄文から古代まで同じ採取技術が伝わっていたことが分かった。江戸時代以降は違う技術が主流を占めているという。
古代の木製品に詳しい首都大学東京都市教養学部、山田昌久教授の話「古代のウルシ木材を利用した遺物の出土自体、きわめて少なく、古代のウルシ栽培や樹液採取を解明する資料として貴重」
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