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ID : 5708
公開日 : 2007年 12月10日
タイトル
森林破壊と環境問題・・・日本のやるべき事・・
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新聞名
イザ
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元URL.
http://dankaisedai.iza.ne.jp/blog/entry/418609/
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写真:
 
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家に届く郵便物、個人情報がかなり漏れているのだろう、怪しげな勧誘が多い。いちいち宛先や訳の判らない番号や記号を破棄してゴミにする。新聞に折り込まれるチラシ、殆どそのままゴミとなる。送り配る方 は仕事だろうが、送られ配られる方にとっては、はた迷惑である。楽しみにしている人もいるだろうし、それを仕事にしている人も多いだろう。全てを否定する訳ではないが、やたら量が多い。迷惑料を要求したい位であ る。日本は4,700万世帯、日本全体で、どの位の紙が無駄に使われているのだろうか? ちりも積もれば山となるである。紙の値段が安すぎるのかも知れない。
紙の原料は木材だ。日本で消費する割り箸、90%以上中国からの輸入であり、その材料は殆どロシア材に変わりつつある。日本は世界各地から大量の木材を輸入している。南洋材、北米材、ロシア材、紙の原料のチップ の輸入、世界中の森林を、建材と紙や割り箸で消費している。熱帯雨林のブラジルやインドネシアが注目されているが、将来的にはシベリヤも問題となるだろう。シベリヤの樹林が伐採され、シベリヤが荒野になれば、日 本の気候が変わるかも知れない。中国がシベリヤの樹木を食いつぶし始めている。寒冷地のシベリヤで植樹するのは、樹木の成長が遅いだけに至難の作業になる。
日本には豊かな森林がある。戦前から植樹されてきた杉の木は、今は手入れされずに放置されている。輸入外材の方が安いからだ。そのお陰で山が病み始め、杉花粉が社会問題となっている。山は大雨が降れば地すべ りし易い土壌構造になりかけている。健康な樹木の根が張っていない為だろう。熊も山から里に餌を求めて下山せざるを得なくなってきている。山の中の自然環境と自然バランスが崩れている警鐘と感じる。
世界を見るのも重要だが、まず自分の足元を見直すことが環境問題の一歩だろう。日本の森林を見直し、森林の樹木を手入れし、樹木の成長を阻害する潅木を伐採し、森林を健康体にする。伐採した潅木を、建材や紙 の原料として有効活用する。更に、木材確保のために植えた杉から森林本来の樹木に切り替える作業、熊の餌になる実をなす樹木を植えればよい。少数でやっても効果は薄い。地方自治体、大学生・高校生、自衛隊で も良い。自然災害の発生後より発生前に被害を防ぐのが自衛だろう。自発的にやるボランティアでは、今の日本では頭数が集まらない。強制的にいっせい、全日本的規模でやることが一番効果的だろう。伐採された潅木 は国際価格並みで売ればよい。CSRの一環として参加する企業も出てくるだろう。伐採される潅木の量は莫大な量になるだろうし、日本の需要をある程度カバーし、木材輸入も減り、その分だけ森林破壊量も減る筈であ る。結果が出れば日本人の意識も多少は変わるだろう。環境問題が国民の問題として意識改革することが、一番の重要事である。
ノーベル平和賞では、アル・ゴア氏ばかりが目立つが、IPCCの、「今すぐ行動を!」という現場の悲痛な声に耳を傾けるべきだろう。日本の至る所で赤松が枯れ始めている。枯れるにはそれなりの原因があるだろうが、日 本の森林が病み始めているシグナルにも思える。
インドネシアやブラジルは、バイオエタノールの原料であるトウモロコシやサトウキビ、パームなどの増産のため、森林破壊に走っている。発展途上国にとっては経済原理に則った自然な行動であり、これを犯罪的といっ て非難しても、何ら解決にならず、むしろ‘いがみ合い’の原因となる。森林伐採を止めさせるには、それなりの見返りが必要だろう。CO2問題の主因は先進国側にある、というのが発展途上国の主張であり、事実である。
CO2発生大国の、先進国代表のアメリカと途上国代表の中国がエゴを通す限り、問題の真の解決はない。当分は決着しそうにない難しい問題である。その間、日本も出来ることは実行すべきだろう。
話は全く変わるが、在日米軍基地の日本側負担を「思いやり予算」と言うらしい。何が「思いやり」なのか…いつまでもアメリカの手先やコピーでは困る。日本はもっと「自主性と思いやり」をもって環境問題にあたるべきだろ う。
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