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ID : 31
公開日 : 2006年 1月12日
タイトル
50年振り仙石原の門松が復活
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新聞名
タウンニュース
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元URL.
http://www.townnews.co.jp/020area_page/03_fri/12_hako/2006_1/01_13/hako_top1.html
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元urltop:
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写真:
 
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箱根町の仙石原地域で、約50年ぶりに“仙石原の門松”が復活した。仙石原の門松は、松の木の代わりに樫(かし)の木を使うのが特徴。同地域の有志らが集まり、9対の門松を手作りして新年を迎えた。有志らは 地域の村おこしになればと考えている。
 復活のきっかけは、同地域で食事処堀よしを経営する堀江昭さんと、食堂・土産店蔵一を経営する勝俣義夫さんの2人が「50年前まで飾られていた仙石原の門松を何とか復活させたい」と思い立ったこと。74歳になる 勝俣さんは仙石原地域の歴史や祭・風習に詳しく、門松作りは小学生の時に良く手伝っていたという。
 2人が門松作りを呼びかけたところ、有志が集まり、飲食店や寮・保養所など9箇所に設置することになった。設置は堀よし、蔵一、いろり茶屋、大地、腸詰屋、ロマンティックステラ、一成会、東映山荘、仙石原文化セン ター。昨年末に皆で集まり、勝俣さんの指導のもと、手作りの門松を一軒一軒回って設置したという。
 作り方は地面に打ち込んだ杭に、樫の木の枝をくくり付け、そこに竹を1本立てる。コンクリート面では植木鉢でも応用できるという。大きさは店構えによって変え、30分程で仕上がる。樫の木は金時山から、竹は近隣で 調達できる。
なぜ樫の木?  仙石原の門松の由来は、勝俣さんが生前の母親から聞いた話によると、明治初期の頃、門松の松で目を痛めてしまった人がおり、それ以来、松の代用として、強くて硬い樫の木が使われるようになったという。
 堀江さんは復活した門松を見て「シンプルだけど個性的。自然体で箱根に調和する」と話す。住民の間では、初めて見たという人が多かったが、お年寄りは「久しぶりに見たよ」と喜んだという。勝俣さんは「やって良かっ た。仙石原の門松を忘れ去られないように若い人につなげたい」と話している。来年も設置する予定。門松は14日のどんどん焼きで焼くという。
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