ID : 5333
公開日 : 2007年 11月10日
タイトル
IPSコラム GDPを超えて:真の国民の進歩を測定する
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新聞名
JanJan
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元URL.
http://www.news.janjan.jp/world/0711/0711065285/1.php
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元urltop:
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写真:
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欧州連合(EU)の27ヶ国は、私たちの生活の質を構成するすべての要素を含めた新しい国内総生産(GDP)指標をはじめて採用することができるだろうかと問うのは、ヘーゼル・ヘンダーソンである。ヘンダー
ソンには『倫理的市場- 緑の経済を成長させる』などの著作があり、「カルバート・グループ」とともに「カルバート・ヘンダーソン生活の質指標」を開発した。また、ブリュッセルの欧州議会で11月19日から20日まで開
かれる会議「GDPを超えて」の主催者のひとりでもある。
ヘンダーソンは、この文章の中で、GDPは金銭で計ることのできない国民の進歩のすべての側面を無視しているどころか、悪い行いを暗黙のうちに奨励していると述べる。たとえば、森林や海洋漁業資源のような生態
系中の資産はGDPにおいては評価されないため、森林伐採や木材の販売を、いかなる損失をも記録することなく、GDP増加分として計算することができる。同様に、GDPは、教育を「コスト」として処理し、教育を受けた
生産的な市民を創るために社会が行う基本的な投資とはみない。
GDPは、きれいな空気や水、生物の多様性などの重要な生態系資産の価値をいまだにゼロとみなしている。また、健康的で生産的な市民や彼らの無償活動(育児、家事、病人や老人の世話、ボランティア活動など)の
価値もゼロとしかカウントされない。それらが、先進工業化社会においてすら、すべての生産活動の約半分を占めるにもかかわらずである。(
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