ID　：　5994

公開日　：　2008年 1月13日

タイトル

木のドアに文字浮かぶ 田中木材開発、ＬＥＤ内蔵し 新聞名 徳島新聞

元URL.

http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_120011959308&v=&vm=1

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写真:

　

木製ドアメーカーの田中木材工業（阿南市那賀川町）は、ＬＥＤ（発光ダイオード）を組み込んで表面が光るサインドア「トウィンクｌ・ｅ・ｄ」を、三月をめどに市販化する。試作品を県内外の展示会に出展したところ 好評で、徳島県が購入し川島高校で活用されることも決まっている。ドア以外にも応用できることから、今後は利用方法についても検討を進める。
　サインドアは、通常は普通の木製ドアと変わりないが、光を通すように木材に特殊な加工を施しＬＥＤを点灯させると表面に文字が浮かび上がる仕組み。数十メートル離れても斜めから見ても表示が見えるほど視認性が 高いのが特徴。強度も通常のものと変わらない。
　ドアに内蔵されているＬＥＤは、プログラムによって色調や点滅速度などを変更することが可能。また、表示する文字や記号の内容、書体、大きさなども変えることができ、受注生産を予定している。
　同社は、木製ドアの付加価値を高める手段を模索して三年ほど前に企画。ドアの内部にある空間に着目し、ＬＥＤの制御装置をはめ込むことを思いついた。ただ、電機分野は畑違いだったため県立工業技術センターな どの協力を得て開発。二〇〇六年夏に試作品を製作した。さらに製品化に当たっては、制御部分の製造を長野県の半導体メーカーに委託することでクリアした。
　木材を使用するところであればどのような形態にも応用可能なことから、さまざまな業種から問い合わせが寄せられているという。
　同社は「木製の商品に電機部品を加えることで付加価値を高めることができた。汎用性は高く、社会的な貢献ができるような商品を開発していきたい」としている。
【写真説明】「トウィンクｌ・ｅ・ｄ」のサンプル。上がＬＥＤを点灯した状態

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