ID : 4920
公開日 : 2007年 10月 9日
タイトル
建築廃材からバイオ燃料、大阪のGSで試験販売開始
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200710090012.html
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元urltop:
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写真:
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大阪府は9日、建築廃木材を原料とするバイオエタノール3%をガソリンにまぜた「E3」の試験販売を、堺市と大東市のガソリンスタンド2店で始めた。利用できるのは府に事前登録した事業者に限られるが、通
常のガソリンと同価格で提供する。9日現在、大阪府や堺市など自治体を含む24事業者が101台を登録している。来年度から一般車の登録もめざす。廃木材からのエタノール製造は全国でも初めて。
バイオ燃料が混合されたガソリン「E3」の試験販売が始まった給油所=9日午前、堺市北区で
この事業は、環境省がE3を大都市部で流通させる目的で府に委託。1月に完成した堺市のプラントで廃木材からエタノールを製造し、岡山市の油槽所でガソリンと混ぜる。年間4万7千キロリットル(のべ4万台分)の製
造能力がある。府は今後、品質管理や利用拡大に向けた検証を行う。
当初は8月から試験販売を始める予定だったが、バイオ燃料の製造方式をめぐって石油連盟と環境省が対立。石油連盟は、石油ガスのイソブテンと化学反応させてから混ぜる「ETBE」を推進しており、加盟する元売
り会社が原料となるガソリンの供給に難色を示し、調達先を確保するため開始が今月にずれこんだ。
試験販売のスタンド数も当初は10~15カ所の計画だったが、2店でのスタートとなった。同連盟は国内のガソリンスタンド約8割を傘下に置いており、府は連盟から独立しているスタンドを中心に引き続き協力を働き
かけていく方針だ。
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