ID : 4777
公開日 : 2007年 9月21日
タイトル
全国初、圧縮材を商品化 県産杉でボールペン
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新聞名
日本海新聞
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元URL.
http://www.nnn.co.jp/news/070920/20070920012.html
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元urltop:
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写真:
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木製家具を製造販売する第三セクター、ウッドファクトリー(鳥取市国府町糸谷、広谷全宣社長)は、県産の杉とヒノキを使ったボールペンを開発し、販売を始めた。両材は木質が柔らかく、ボールペンなどへの利
用は困難だったが、全国で初めて木の圧縮による商品化に成功。香りや肌触りも良く、広谷社長は「鳥取の土産にしたい」と、圧縮木材の幅広い利用にも意欲的だ。
杉とヒノキのボールペンを手にする広谷社長
同社は、同市と県森林組合連合会、民間の中国工業(同市天神町、広谷社長)からなる第三セクター。これまで外材の広葉樹で製造していたボールペンを杉とヒノキの県産材で作ろうと企画した。
しかし、杉やヒノキは木質が柔らかく、商品化しても傷が付きやすい欠点があった。そこで、県産業技術センターと協力して圧縮技術を開発。圧力加減など最適条件の探索に三カ月を要したが、角材に圧力をかけて約
半分の長さまで圧縮した「圧密材」が完成した。
同社は八百八十本のボールペンを製造し、わらべ館のショップ(同市西町三丁目)や物産店の鳥取えエもん蔵(同市栄町)のほか、東京の百貨店でも販売を開始した。ネット販売を含めた販路拡大を目指す。
広谷社長は「木目が美しく肌触りが良い。香りによる癒やし効果も期待できる」とし、今後は圧密材を使った、しおりやボタン、ビリヤードのキューなど、「広がりを持った商品開発をしていきたい」と話している。
木製のボールペンは、長さ十五センチ、重さ二十二グラムで、一本二千百円。問い合わせは、電話0857(24)8481、ウッドファクトリーへ。
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