ID : 4112
公開日 : 2007年 6月16日
タイトル
『落としぶた工法』で耐震強度向上 浜松の滝川木材が特許
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20070616/CK2007061602024632.html
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元urltop:
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写真:
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住宅資材販売の滝川木材(浜松市南区渡瀬町、滝川喜市社長)が、木造住宅の耐震強度を向上させる「落としぶた工法」で特許を取得した。床板を凸型に加工した梁(はり)にはめ込み、くぎで留める方法。強度
を必要とする2、3階の床に主に用いる。工事の安全性も高まるといい、この工法を使う工務店を募集している。
梁の上に床板を載せてくぎを打ち付ける従来の工法に比べ、強度は2倍強。財団法人日本住宅・木材技術センター(東京都港区)の試験では、横向きの圧力(応力)に対して28トンまで耐えられた。開発した同社の寺上
隆介取締役開発部長(51)は「床を地面と考えれば、床の強度を増せば、上に載っている柱や壁もねじれない」と説明する。
従来の工法では、床板の四隅を柱の形に切り落とす必要があり、強度が落ちる。床の全面を覆うため、柱と柱の間に建てる「間柱」と呼ばれる柱の位置が分からなくなり、2階部分を建築する際に「受け材」と呼ばれる資
材が必要だ。
落としぶた工法は梁を凸型に加工するが、床板を加工せず受け材も要らないため、相対的にコストは安くなるという。
特許は公開しており、既に静岡、愛知両県内で施工実績がある。寺上取締役は「地震から人の命と財産を守る工法。広く使ってもらいたい」と話している。
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