ID : 4063
公開日 : 2007年 6月12日
タイトル
ヨーロッパから初の工場見学
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新聞名
新潟日報
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元URL.
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=552
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元urltop:
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写真:
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スイス人のインテリアデザイナー、エアビン・ツェンダーさん(49)、エヴァさん(49)夫妻が11、12の両日、加茂市などを訪れ、名産の建具、桐たんすの工場を見学した。加茂商工会議所(阿部大爾会頭)がドイツ
の家具見本市に出展した木工製品に夫妻が関心を持ち、ヨーロッパから初めて同会議所に見学を申し込んだ。夫妻は職人技の数々を、興味深そうにながめていた。
エアビンさんは家具や寝具、エヴァさんは室内の装飾品を主に手がけ、スイス国内でインテリア製品販売の3店舗を経営している。
夫妻は2007年と06年、ドイツで開かれた国際家具見本市で、同商議所が出展したチェストやテレビボード、ついたてを見て、加茂市の木工製品に関心を持った。同商議所に作品について問い合わせたのをきっかけに
交流が始まって見学を依頼し、11日に加茂入り。建具メーカー「青柳木工」(同市・青柳作一社長)と、桐たんすメーカー「高橋新吾タンス店」(同・高橋和敏社長)の三条市の工場を訪れた。
この日は蒸し暑く、木が伸縮しないよう冷房を設置していない両工場内は、じっとしていても汗ばむほどだった。それでも機械や道具、工程、製品についての説明に聞き入り、「同じ職人が1つの製品に最後までかかわ
るのか」「パーツはすべてここで作るのか」など、興味深そうに質問した。
無数の小さな木片を組み合わせて細かい装飾を施した建具や、軽くても水、火、虫に強い桐で作られたたんす。そんな逸品の数々を目にすると、「まるでミュージアム!」とため息を漏らしていた。
エアビンさんは「桐という素材や建具など、ヨーロッパではマイナーだが素晴らしいものを多く見られて感動した」、エヴァさんは「完成したら隠れてしまうような部分にも、神経を注いで作業をしている様子が印象に残っ
た」とそれぞれ話していた。
さらに「価格や顧客の開拓など課題は多いが、ヨーロッパで売り込もうという気持ちに火がついた」と口をそろえた。
夫妻は12日は、「朝倉家具」(加茂市・朝倉泰則社長)の新潟市の工場を見学した。
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