ID : 3961
公開日 : 2007年 5月31日
タイトル
優秀賞/国産使用の自宅くぎ使わず
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新聞名
沖縄タイムス
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元URL.
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200705311700_04.html
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元urltop:
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写真:
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木材の新しい用途の開発を競う日本木材青壮年団体連合会主催の「第十回木材活用コンクール」で県環境科学センター参事で民間非営利団体(NPO)おきなわ環境塾塾長の後藤道雄さん(55)の北中城村の自
宅が三十一日までに、優秀賞の日本住宅・木材技術センター理事長賞に決まった。六月九日の同会福岡大会で表彰される。
同賞は最優秀の林野庁長官賞に次ぐもので、同会によると、県内の受賞は珍しいという。県内の木造住宅の普及率が低い中、木の良さを子どもたちに伝える取り組みが評価された。
一級建築士の後藤さんは昨年十二月、北中城村荻道でくぎを一本も使わず国産木材のみで自宅を建築。自然景観を保存するため、斜面に沿う形で柱を組んだ。窓もアルミサッシを使わず、すべて木製だ。すき間風も入
ってくるが、虫の音や野鳥のさえずりが聞こえるなど、自然と調和した構造になっている。
子どもたちのために環境教育施設として自宅を開放。屋敷内にはヤギやアヒルが飼われ、ベランダからは野鳥が観察できる。
後藤さんは「県内の木造住宅の新築着工率は二〇〇四年度でわずか1・3%。伝統的な木造建築が失われつつある」と指摘。「木には文化があり、人々の知恵が詰まっている。受賞を機会に、多くの人が木造建築の良さ
を再認識してほしい」と話している
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