ID : 3842
公開日 : 2007年 5月19日
タイトル
「木の安らぎ」 数年後も持続 県、ときがわ町など共同研究で判明
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新聞名
埼玉新聞
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元URL.
http://www.saitama-np.co.jp/news05/19/06x.html
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元urltop:
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写真:
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リラックス効果があるとされる木材含有の物質が、校舎の床や腰壁を木材に変えて数年が経過した学校の教室でも放散されていることが、県と比企郡ときがわ町、長野県が行った共同研究で分かった。木材に
変えた学校へのアンケートの結果では「冬に寒くない」「床や壁に愛着を感じる」などとする回答が寄せられた。県は「労働環境衛生の改善にも効果がある」として校舎の木造化を促す意向だ。
木材由来の物質は「テルペン」と呼ばれる揮発性有機化合物。埼玉県内では二〇〇四年と〇五年八月、スギやヒノキを使用した同町立玉川小(木質化改修後四―五年)と玉川中(同三―四年)と萩ケ丘小学校(同四カ―
一年四カ月)で空気を採取した。
その結果、採取した空気中に浮遊する化学物質のうち、玉川小91%、玉川中68%、萩ケ丘小では99%がテルペン類と判明。アルデヒド類は玉川中でホルムアルデヒドが厚生労働省が定める指針値を上回ったほかは
、基準値以下だった。
アンケートでは、木材への変更が健康に与える影響を調査。〇五年度に実施した所沢市立松井小学校で児童に「教室は暑いか」と聞いたところ、実施前は82%が「暑い」と答えたのに対し、実施後は70%に減った。「
床や壁を見たとき、目は疲れるか」との問いには実施前は10%だったが、実施後は4%に減った。
県は「県有施設の木造化・木質化等に関する指針」を〇四年度に策定。二階建て以下、延べ床面積三千平方メートル以下の学校や医療・福祉施設を、県産木材を用いて木造にするよう呼び掛けている。また最近では「シ
ックスクール」問題も指摘され、木材への変更を望む声も多いという。
県木材利用推進室は「児童らのアンケート結果では木質化が良いという結果が出ている。特に木材を生産する市町村には、県と同様の指針の策定を要請したい」と話している。
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