ID : 3820
公開日 : 2007年 5月17日
タイトル
恩人たちの汗 忘れない 感謝の気持ち 半永久的に
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20070517/20070517_013.shtml
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元urltop:
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写真:
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ことし新調された博多祇園山笠天神1丁目の舁(か)き棒に、山笠建設に貢献した人や企業の名を半永久的に残そうと、名前の刻み込みが福岡市博多区の櫛田神社境内の神庫で始まった。恩人たちを顕彰する
とともに、山笠を通しての天神1丁目という地域の絆(きずな)の証しでもある。
天神1丁目は一昨年夏から「天神にも博多の文化と心意気を」と、西日本新聞会館(博多大丸)東側のパサージュ広場に飾り山を建設してきた。山笠の舁き棒は、これまで東流(ながれ)の舁き山の古い棒を使用。一方で
福岡市内の山林から伐採した60‐70年ものの杉の木を乾燥させるなど3年がかりで新棒の準備を進めていた。「30本ほどの杉の中から真っすぐで木目の美しく出るものを選びました」と大二銘木社長の黒岩健二さん(4
7)。
製材が終わったばかりの棒は長さ約5.4メートル。胴回り約48センチ。東流の棒を参考に、個人約60人、法人約40社の名前を刻み込む。企業の壁を越え「博多の祭りを軸に、天神1丁目に新しい絆を」と、奔走した人
たちだ。現役の人形師や山大工だけでなく、ことし3月、38歳の若さで急逝した博多人形師井上和彦さんや総代として実現に奔走した安部周二さんら故人の名も刻まれる。「これだけの方のお力添えがあったから立派な
山笠ができたのです。私の博多大丸での企業人生も40年。いい思い出になります」と天神1丁目山笠委員の高月秋典さん(59)。
刻んでいるのは博多区冷泉町の印章彫刻師宮崎強さん(53)。円形の棒に彫刻刀で1字1字ていねいに彫り続けている。「彫ることは、大変な名誉。ミスの許されない緊張する仕事ですので貢献された、たくさんの方の
お名前を心を込めて彫っています。ことし間に合わない分は、山笠が終わってからも続けて彫ります」と話している。
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