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ID : 3304
公開日 : 2007年 3月29日
タイトル
嶺北の業者 SGEC取得 伐採から出荷まで県内初
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新聞名
高知新聞
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元URL.
http://www.kochinews.co.jp/0703/070329headline10.htm
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元urltop:
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写真:
 
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嶺北地域の森林所有者と製材、加工業者までのグループが28日、環境に優しい森林経営を認証する「SGEC森林認証」を取得した。県内では高岡郡四万十町の森林が取得しているが、伐採―加工―出荷とい う各工程で一貫取得するのは初めてで、全国的にも珍しいという。
 SGEC認証は国内の林業関係者や環境保護団体などが設立した「緑の循環認証会議」がスタートさせた制度。持続可能な森林経営を通じた環境保全と循環型社会の形成を目的にしている。昨年1月現在、全国で約20 万5000ヘクタール、県内では四万十町大正地区の991ヘクタールが認証されている。
 今回取得したのは主に杉、ヒノキを生産しているグループで、林業会社「中江産業」と「土佐町林業研究会」(いずれも土佐町)の森林計4021ヘクタール▽原木市場の「嶺北木材協同組合」(本山町)▽製材、プレカット( 一次加工)工場の「森昭木材」と「レイホク木材工業協同組合」(いずれも土佐町)。
 昨年四月から「日本森林技術協会」が審査しており、森林部門は動植物保護や土砂災害防止など。市場、加工部門は他の木材と認証材がきちんと分別して管理できるかどうかなどを中心に審査された。
 森林だけが認証されている場合、加工されてしまえば消費者が環境に優しい木材を選ぶのが難しかった。今回は伐採から製材、出荷まで一貫した認証を受けたため、出荷される製品すべてに認証ステッカーを張るこ とができ一目で分かるようになる。
 森昭木材の田岡秀昭社長は「環境問題に関心のある人は、認証木材を使うこと自体がステータスになるのでは。山から製材、販売まで一体的なブランド化で嶺北林業全体の活性化を図りたい」と期待している。
 認証付きの木材は5月ごろには出荷が始まりそうで、同町田井の中江産業に専用の木材置き場を設ける予定。
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