竿を真束、追い束で固め、枕、止め補子、溝途、矢台、矢造の席序で作っていく。
溝途に
溝途脇を入れた後、打ち木という太い材木を二、三本、矢造にもたせて重ねておく。
これ
を打ち木を打つという。
打ち木が止め補子に掛からないため、しっぽく(檜の枝を三角錐
に削ったもの)を打ち木の頭圏(とうけん先端)に打ち込み針金を巻きつけて矢造からひかえる。
打ち木がずれないためでもある。
山側の矢造をもたせるところがないため、両方の矢造が
交差したところを針金で縛りくさびで締める。
このようにして第一の修羅ができ上がると、その後ろに次の修羅を掛けていく。
順次、
この作業を繰り返す。
カーブの辺りで改めて止め補子をつくる。
つづき