『インドネシアの中の日本』
インドネシアの人々は日本と日本人を尊敬してくれます。
①独立運動を後押ししてくれた盟友として、
②日本がアジアで初めて先進国入りした先輩として、
理由は色々あると思いますが、大変な経済発展を遂げたアジアの
大先輩としての尊敬でもあります。
(大躍進を遂げている中国人を尊敬することはありません。
彼らに対しては心の中で軽蔑しております。
金だけが全ての
我利我利亡者めが・・・と。
)
日本の文化に関しては強い興味と憧れを持ってくれます。
漫画も料理の歌も車もインドネシアの生活には日本が
溢れているのです。
食いしん坊がジャカルタ(日本では東京)の街を歩けば
手羽先の風来坊の看板が目に留まります。
スラバヤ(日本では大阪)の一等地を教育ママが歩けば
公文の看板に心を惹かれるでしょう。
テレビを入れればドラえもんや犬夜叉、ゲゲゲの鬼太郎や
目玉親父と対面が出来ます。
リボンの騎士もおります。
声はインドネシア語の吹き替えなのですが見事に似てます。
どのようにして声優を探してくるのでしょう?
安く昼飯を食べようと思えばHOKKA HOKKA BENTOが
あります。
焼肉セット(定食)で200円です。
コンビニには本物の弁当も売っており、ちなみに鮭弁当は
600円でした。
(おにぎりが一個100円です。
)
街を歩けば電信柱にNISHIKI-KOI同好会のチラシが貼ってあり、
道路沿いには少し大きいですがBONSAIが売られております。
当然街を走っている乗用車はその殆どが日本製、バスもトラックも
日本からの中古が日本語の看板そのままに走り回っております。
都バスも市バスも有り、懐かしい故郷のバスを見つけることが
出来るかも知れません。
こんなにインドネシアの人に愛されて日本は幸せですね。
マラッカ、マカッサルの二つの海峡があるが故に日本向け石油
輸送の生命線を握っており、だからこそODAの最大供与国であり
続ける、と言った臭い話はお役人に任せ、我々庶民は単純に
この事態を喜んでもいいと思います。
しかし、日本人はインドネシアのことを知っていますか?
いまだにインドネシアとインドの区別がつかない人を見かけます。
バリ島に来る観光客の中にここがインドドネシア共和国だと言う
ことを知らない人がおります。
『可愛いあの子は誰のもの』という歌がインドネシアの有名な歌で
『ノナ マニス シアパ ヤンプニャ』と云う題名だと云うことを
一体何人の日本人が知っているのでしょうか?
一般的な日本人が知っているインドネシアはデビ夫人とジャワカレー
だけではないですか?(ジャワカレーと言う料理は実在しません)
これではインドネシアよりの片想いになってしまいますね。
もっと日本人の人達に愛すべきインドネシア(人)を知ってもらい
たくて今後もインドネシア通信やインドネシア点描を書き続けます。