読み | 万葉よみ: 現代よみ:柏(かしは) |
ふり がな |
あきかしはうるわかはべの しののめの ひとにはあはね きみにあへなく 読人しらず |
意味 | 潤和川のほとりの小竹のように、人には忍び隠せても、あたなに対しては、思う気持を抑えることができない |
万葉集には4首のかしわの歌が詠まれている | |
樹木 解説 |
波状の荒い鋸歯をもったカシワの葉は、端午の節句の柏餅で なじみ深いものである。カシワの枯葉は冬期も落ちないで、翌年の春まで枝に残るのが特徴である。木枯らしに吹かれ カサカサと鳴る、カシワの枯葉には捨て難い風情がある。 「かしわ」はもともと、食物を盛るのに適する、広くて厚い葉の総称。その代表が柏であったことから名づけられたもの。歌では、秋柏は潤和川の枕詞。 |
関連 |
世界の木材 0172.カシワ 木偏百樹 15.かしわ |
出展 | 巻11-2478 |