読み | 万葉よみ:槻(つき) 現代よみ:欅(けやき) |
ふりがな |
はせのゆつきが したにわがかくせるつま あかねさしてれるつくよに ひとみてむかも 読人しらず |
意味 |
長谷のけやきの木の下に私の隠し妻をたたせる。 しかし、あかあかと照るこの月夜に、誰か見つけるかもしれない |
万葉集には8首のけやき歌が詠まれている | |
樹木解説 |
日当りを好み、本州・四国・九州の温帯林や暖帯林で広く分布する。 樹皮は灰褐色で、若木では横しわがはいり、老木ではしばしばその一部が うろこ状にはげおちる。欅はほうきを逆さに立てたように枝を伸ばす落葉高木。槻は正確には槻欅(つきげやき)のことらしいが、両者は区別できないほどよく似ている。 |
関連 |
世界の木材 174.ケヤキ 木偏百樹 31.けやき |
出展 | 巻11-2353 |