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枝を撓めて花を散らす
えだを ためてはなをちらす
少しの欠点を直そうとして全体をだめにする、枝葉の事に関わって本体を毀損(きそん)することをいいます。例えば、何かを修正しようとして、本来の目的を見失ってしまうことが挙げられます。
例文として
・「彼女は、自分の容姿にコンプレックスを抱いていたため、美容整形を受けた。しかし、過度な整形が原因で、彼女は自分の容姿にますます不満を持つようになってしまった。枝を撓めて花を散らすとは、まさにこのことだ」
・「彼は、自分の部下に対して厳しい指導を行っていた。しかし、過度な指導が原因で、部下たちは彼に反感を持つようになってしまった。枝を撓めて花を散らすとは、まさにこのことだ」
「彼は、自分の車を綺麗に保つために、毎日洗車をしていた。しかし、過度な洗車が原因で、車の塗装が剥がれてしまった。枝を撓めて花を散らすとは、まさにこのことだ」。
類語として角を矯めて牛を殺す。