主に組織や社会において、内部からゆっくりと崩壊していく様子を表現します。文字通りには、「?虫(蠹)が木材を啄んで、建物の梁や柱を剖(さく)く」という意味です。これは、小さな問題や欠点が積み重なり、最終的に大きな被害をもたらす様子を比喩しています。
この諺は、問題が発生した際にすぐに解決しないことで、それが徐々に深刻化し、組織や社会の基盤を脅かす可能性があることを警告しています。
利用例として 早めに対処しないと、問題が大きくなってしまう。蠹啄みて梁柱を剖く。