682
木から落ちた猿
きから おちた さる
木より落ちた猿ともいう。
頼みにするところ、よりどころを失って、どうしてよいかわからない状態のたとえ。例えば、ある人が信頼していた人物が裏切った場合、その人物に頼り切っていたため、どうしたらいいかわからなくなることがあります。この諺は、そういった場合に使われることがあります。
例文として
・「あの人は、信頼していた人物に裏切られたため、どうしたらいいかわからなくなってしまった。木から落ちた猿とは、まさにこのことだね」。
類語として、木を離れた猿。
水を離れた魚。
岡へ上った河童。
頼みの綱も切れはてる。
反対語として水を得た魚のよう