蟻集まって樹を揺るがす|木のことわざ(諺)辞典|６-文化|木の情報発信基地

蟻のような弱虫な虫でも、沢山集まれば、木を動かすような大きな力になるたとえ。小さな存在が集まって力を発揮し、大きな影響を与えることを意味しています。一つ一つは小さくても、連携や協力によって大きな力を生むことができるというメッセージが込められています。
無力な群集でも恐ろしい。
また逆に、無力な蟻が集まっても、木が揺がすことはできない、身分不相応の大望をいだくことにもいう。
類語として、蟻の塔を組むがごとし。
例文：

「仕事では一人一人の力が小さくても、チームで協力すれば蟻集まって樹を揺るがすような結果が生まれる。」
「市民の声が一つになり、政府に対して蟻集まって樹を揺るがすような抗議が行われた。」
「小さな変化も大切にし、個々の努力が蟻集まって樹を揺るがすような社会の変革につながることがある。」