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株を守りて兎を待つ
かぶ を まもりて うさぎを まつ
いつまでも昔どおりのやり方を守って、それ以外のことのできない者をいう。旧習にこだわって融通のきかないことのたとえ。
融通のきかないことのたとえ。また偶然成功した経験にこだわり、いつまでも進歩がなかったり融通がきかないことを表現する言葉です。
宋の農夫が田の中の切り株に走ってきた兎が衝突して死んだのを拾って以来、農業をやめて株の番をして暮らし、国中の笑いものになったという故事から。
例文として
・彼は、自分の能力に自信がなく、株を守りて兎を待つような行動をとっている。
・このプロジェクトは、過去の成功にこだわりすぎて、株を守りて兎を待つような状況に陥っている。
類語として柳の下にいつもどじょうはおらぬ。