マツ |
砂の女 |
8 |
松 |
まばらな松林 |
カキ |
砂の女 |
8 |
柿 |
そのあいだに小高い柿畠が島のように点在していた。 |
モモ |
砂の女 |
133 |
桃 |
皮膚と、砂の膜のあいだに、融けたバターのような、濃い汗の層があった。桃の皮に爪を立てる感じだった。 |
マツ |
砂の女 |
195 |
まつ林 |
松林 |
マツ |
砂の女 |
248 |
松 |
松の木がいいでしょう |
マツ |
砂の女 |
248 |
松 |
松はきらいだね |
マツ |
第四間氷期 |
5 |
古松 |
数キロメートルにわたって古松の根のような枝をひろげた。 |
フジ |
第四間氷期 |
265 |
藤棚 |
藤棚からこぼれる日差しに洗われた、縁先の光景だったのだから・・・・ |
スギ |
藤野君のこと |
48 |
杉板 |
だから、うっかり便所(甲板に張出した、穴つきの杉板) |
バラ |
藤野君のこと |
48 |
バラの花 |
バラの花にかこまれて、ロメオとジュリエットが |
ゴムノキ |
燃えつきた地図 |
45 |
ゴムの木 |
変色してしまったゴムの木の下で、 |
マツ |
燃えつきた地図 |
89 |
松の実 |
松の実から、赤貝の干物、おみくじの類(たぐ)いにいたるまで、 |
マツ |
燃えつきた地図 |
89 |
松の実 |
松の実を十円分・・・・手のひらに受けて、 |
スギ |
燃えつきた地図 |
106 |
ふしくれだった杉 |
ふしくれだった杉の老木が、 |
スギ |
燃えつきた地図 |
118 |
杉の引戸 |
立てつけの悪い杉の引戸。 |
ナシ |
燃えつきた地図 |
135 |
梨畑 |
丘も、梨畑もそこで終わって、 |
ナシ |
燃えつきた地図 |
135 |
梨畠 |
崖と、梨畠の土手にはさまれて、 |
クワ |
燃えつきた地図 |
176 |
桑の実 |
桑の実を食べた後のような、黒いおりがにじみ出る。 |
モモ |
燃えつきた地図 |
308 |
桃の皮 |
熟れた桃の皮をむくように、 |
カバ |
燃えつきた地図 |
322 |
樺色 |
ほら、樺色っていうのか、茶緑というのか、 |
チャ |
燃えつきた地図 |
322 |
茶緑 |
ほら、樺色っていうのか、茶緑というのか、 |
レモン |
燃えつきた地図 |
326 |
レモン色 |
自分の運命と、レモン色の窓とを、 |
レモン |
燃えつきた地図 |
328 |
レモン色 |
レモン色の窓がないのだ!・・・・ |
レモン |
燃えつきた地図 |
328 |
レモン色 |
レモン色の窓があったはずの場所には、 |
レモン |
燃えつきた地図 |
329 |
レモン |
レモンと縞馬ぐらいの違いいはあるはずだ・・・・ |
ようなし |
燃えつきた地図 |
334 |
琵琶と洋梨の合の子 |
琵琶と洋梨の合の子・・・・色は、 |
ビワ |
燃えつきた地図 |
334 |
琵琶と洋梨の合の子 |
琵琶と洋梨の合の子・・・・色は、 |
ビワ |
燃えつきた地図 |
334 |
琵琶 |
そうだ、琵琶の実・・・・形が狂った、うらなりの琵琶・・・・ |
ビワ |
燃えつきた地図 |
334 |
琵琶の実 |
そうだ、琵琶の実・・・・形が狂った、うらなりの琵琶・・・・ |
ビワ |
燃えつきた地図 |
336 |
琵琶の実 |
ぼくはますます琵琶の実から目が離せない。 |
ビワ |
燃えつきた地図 |
336 |
琵琶の割れ目 |
琵琶の割れ目が艶やかに、 |
スギ |
燃えつきた地図 |
337 |
杉の柾目 |
杉の柾目をブリントした、ベニヤの天井に、またいつもの顔が現れる・・・・ |
レモン |
燃えつきた地図 |
338 |
レモン色 |
レモン色に変えなければならないような、 |
チーク |
燃えつきた地図 |
358 |
チーク材まがい |
表面はチーク材まがいの、茶褐色の木肌に、 |
ブラタナス |
燃えつきた地図 |
391 |
ブラタナスの街路樹 |
対称の位置に、ブラタナスの街路樹がある。 |
クワ |
箱男 |
41 |
桑 |
桑の古木が枝をひろげていた。 |
ヤナギ |
箱男 |
65 |
柳の木 |
そのすぐ隣の何倍もある柳の木ことはさっぱり思い出せない。 |
リンゴ |
箱男 |
100 |
リンゴ |
金のリンゴを取り合っている三人の天然色ヌードを |
リンゴ |
箱男 |
128 |
林檎 |
君、ニュートンの林檎だよ、引力の法則だよ。 |
カラマツ |
箱男 |
179 |
落葉松の若木 |
落葉松の若木のように、冬の臭いがよく似合う。 |
イジジク |
箱男 |
187 |
イジジクの皮 |
ほくは、イジジクの皮をめくるように、箱ごと自分の皮膚をひんむいてしまいたいと何度も思ったほどである。 |