ウメ |
黒田如水 |
126 |
墨梅の間 |
芙蓉の間、墨梅(ぼくばい)の間、遠寺晩鐘の間などと呼ぶにふさわしい彩管を揮ふるっている。 |
ウメ |
黒田如水 |
252 |
梅の梢 |
まだ梅の梢に雪も見える寒さである。春となって二月上旬。 |
ウルシ |
黒田如水 |
132 |
漆の香 |
信長は床几を離れて、まだ漆の香のする欄階を先に降りて行った。 |
カイドウ |
黒田如水 |
158 |
海棠の木 |
寺院の庭の巨(おお)きな海棠の木に繋いであった一頭の黒駒のそばへ立ち寄り |
ケヤキ |
黒田如水 |
237 |
太い欅 |
東側に切ってある高窓の太い欅の桟に、 |
サクラ |
黒田如水 |
164 |
山桜 |
折々、どこからか舞って来る山桜の花びらを縁先に見つつ、 |
サクラ |
黒田如水 |
263 |
山桜 |
毎夜、庭の山桜には、水々しい月がのぼった。 |
タチバナ |
黒田如水 |
435 |
橘 |
また従来の家紋は、橘であったが、それも更(か)えて、藤巴(ふじどもえ)とした。 |
ツバキ |
黒田如水 |
162 |
一輪の白椿 |
。軍議の時など、藪の中に一輪の白椿が咲いているように、いつも口少なく秀吉の側にいた。 |
フジ |
黒田如水 |
236 |
藤の蔓 |
「……やっ。あんな所へ、藤の蔓がからんで来た」 |
フジ |
黒田如水 |
237 |
藤の嫩芽 |
いとも優しい藤の嫩芽(わかめ)をつけた蔓の先を見つけたからであった。 |
フジ |
黒田如水 |
239 |
白藤 |
そうだ、白藤か淡紫かあの花の咲くまで見ていよう」 |
フジ |
黒田如水 |
240 |
藤の花 |
「獄中に藤の花が咲くなどということは、あり得ないことだ。漢土の話にもこの日本でも聞いた例しがない。 |
フジ |
黒田如水 |
240 |
藤の花 |
朝陽のもるる中に、彼は鮮やかな藤の花を見た。 |
フジ |
黒田如水 |
240 |
藤のにおい |
その袖口から虱も這い出て、かすかな朝陽の影と、藤のにおいに、遊びまわっていた。 |
フジ |
黒田如水 |
240 |
藤の花 |
彼は、掌てを合わせて、藤の花を拝んだ。 |
フジ |
黒田如水 |
291 |
藤棚から藤のつる |
池のなぎさは微かにわかるが、藤棚から藤のつるが思いのまま伸び蔓延っているし、 |
フジ |
黒田如水 |
295 |
藤の蔓 |
(藤の蔓ならば忍び入れるものを) |
フジ |
黒田如水 |
296 |
藤の葉 |
ただ一つの明り窓からかすかに聞える藤の葉の風を、 |
フジ |
黒田如水 |
298 |
藤の枝 |
高窓の際に仰がれる藤の枝は、為に、ゆさゆさ揺れた。 |
フジ |
黒田如水 |
299 |
藤の枝 |
仰ぐ窓辺の、藤の枝が揺れている。いや答えてくれる。 |
フジ |
黒田如水 |
332 |
藤の葉 |
その藤の葉もはや落ちかけて、真っ赤な秋風に焼かれようとしていた。 |
フジ |
黒田如水 |
337 |
藤の木 |
彼女は藤の木につかまった。そして死にもの狂いで高いところへ攀(よ)じて行こうとしていた。 |
フジ |
黒田如水 |
382 |
藤蔓 |
夏の初め、まだ藤蔓の嫩(わか)いころだった」 |
フジ |
黒田如水 |
435 |
藤巴 |
また従来の家紋は、橘であったが、それも更(か)えて、藤巴(ふじどもえ)とした。 |
フヨウ |
黒田如水 |
126 |
芙蓉の間 |
芙蓉の間、墨梅(ぼくばい)の間、遠寺晩鐘の間などと呼ぶにふさわしい彩管を揮ふるっている。 |
マツ |
黒田如水 |
60 |
雁の松 |
雁の松の下へ、舟を廻しておくように申しつけて参りました。 |
マツ |
黒田如水 |
62 |
雁の松 |
官兵衛は大股に町を通り越えて、浜の雁の松へ急いで行った |
マツ |
黒田如水 |
64 |
雁の松 |
雁の松の下に、父娘は、その白い帆影が見えなくなるまで、じっと見送っていた。 |
マツ |
黒田如水 |
213 |
松並木 |
官兵衛は悠々と馬を打たせて伊丹近くの松並木まで来た。 |