| サクラ | 恩を返す話 | 8 | 桜 | 庭前の梅や桜が | 
| ウメ | 恩を返す話 | 8 | 梅 | 庭前の梅や桜が | 
| キリ | 恩讐の彼方に | 71 | 桐 | 桐の茶箪笥に手をかけた | 
| スギ | 恩讐の彼方に | 73 | 杉 | 杉や檜に交って | 
| サクラ | 恩讐の彼方に | 73 | 山桜 | 山桜が散り始める | 
| マツ | 恩讐の彼方に | 78 | 松 | 手前の松並樹さ | 
| マツ | 恩讐の彼方に | 84 | 松 | 中腹を、松 | 
| スギ | 恩讐の彼方に | 84 | 杉 | 杉などの丸太を | 
| ヨウジュ | 俊寛 | 229 | 榕樹 | 蒼々たる榕樹の梢を | 
| ヨウジュ | 俊寛 | 229 | 榕樹 | 榕樹が五六本生えていて | 
| ヨウジュ | 俊寛 | 229 | 榕樹 | 榕樹の生えている | 
| ヨウジュ | 俊寛 | 229 | 榕樹 | 榕樹の周囲を探せば | 
| ヤシ | 俊寛 | 230 | 椰子 | この島には珍らしい椰子の樹が、十本ばかり生えているのを見た。 | 
| ヤシ | 俊寛 | 231 | 椰子 | その椰子に掩(おお)われた鳶色の岩から、一条の水が銀の糸のように滴って、 | 
| ヤシ | 俊寛 | 231 | 椰子 | それが椰子の根元で小さい泉になっているのを見た。 | 
| ヤシ | 俊寛 | 231 | 椰子 | そして、椰子の梢を見上げた。すると、梢に大きい実が二つばかり生っているのを見た。 | 
| ツバキ | 俊寛 | 237 | 椿 | そして、全島には、椿の花が一面に咲く。 | 
| シイ | 身投げ救助業 | 85 | 椎の実 | 聖護院の森だとか、糺(ただす)の森などには、椎の実を拾う子供が、宙にぶらさがっている死体を見て、 | 
| ヤナギ | 身投げ救助業 | 86 | 柳 | それに両岸に柳が植えられて、夜は蒼いガスの光が煙っている。 | 
| サクラ | 船医の立場 | 64 | 
 | 晩春の伊豆半島は、所々(しょしょ)に遅桜(おそざくら)が咲き残り、 | 
| ミカン | 船医の立場 | 66 | 蜜柑畑 | 蜜柑の畑の中に遊んでいたらしい子供が声を上げた。 | 
| ミカン | 船医の立場 | 66 | 蜜柑畑 | 伊東へ一里ばかりの海岸へ来たときに、道の両側に蜜柑畑があり、 | 
| ミカン | 船医の立場 | 66 | 蜜柑畑 | 二人が蜜柑畑の中の畔(あぜ)に腰を下ろして、割籠(わりご)を開こうとしたときだった。 | 
| スギ | 忠直卿行状記 | 26 | 杉 | 高山の頂に生いたった杉の樹のように矗々(ちくちく)と沖(ひひ)らしている大将であった。 | 
| ハギ | 忠直卿行状記 | 39 | 萩 | 外は十日ばかりの薄月夜で、萩の花がほの白く咲きこぼれている辺から、虫の声さえ聞えて来る。 | 
| ハギ | 忠直卿行状記 | 40 | 萩 | 忠直卿は萩の中の小径を伝い、泉水の縁を回って小高い丘に在る四阿(あずま)やへと入った。 | 
| クワ | 入れ札 | 202 | 桑畑 | 青い桑畑が |