藤沢周平の小説「荒れ野」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1954年、文庫本におけるページ数は20ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
194 |
紅葉 |
紅葉 |
麓は紅葉して赤く見える |
194 |
葉 |
落葉 |
歩いていると落葉の音がする |
194 |
雑木林 |
雑木林 |
深い雑木林に入ったりした |
195 |
雑木林 |
雑木林 |
大きく曲って雑木林にむかっていて |
195 |
雑木林 |
雑木林 |
その先の雑木林の中に隠れ |
196 |
木 |
木 |
一本の太い木が目についた |
196 |
樹 |
樹 |
樹の陰や草の上に寝て |
196 |
葉 |
葉 |
それは半ば葉が落ちた欅だった |
196 |
樹 |
樹 |
樹の下には羽毛のように |
196 |
葉 |
落葉 |
落葉が折り重なり |
196 |
樹皮 |
樹皮 |
欅の粗い樹皮に上体をあずけ |
196 |
ケヤキ |
欅 |
欅の粗い樹皮に上体をあずけ |
197 |
雑木 |
雑木 |
そばには雑木があって |
197 |
木 |
木陰 |
僧はその木陰にいっときを |
197 |
木 |
大木 |
欅の大木からかなり離れた |
201 |
板 |
板 |
部屋には羽目板の隙間から |
201 |
雑木林 |
雑木林 |
疎らな雑木林だった |
201 |
雑木林 |
雑木林 |
間もなく雑木林が切れて |
203 |
雑木林 |
雑木林 |
歩き回って遠い雑木林で鳴く |
204 |
雑木林 |
雑木林 |
疎らな雑木林を歩いて行くと |
204 |
ナラ |
楢 |
明舜は楢の木の陰に立ちどまって |
204 |
葉 |
葉 |
半ば葉が落ちた |
205 |
木 |
木の葉 |
山は木の葉が落ちつくしたらしく |
206 |
雑木林 |
雑木林 |
湾曲して雑木林に消えていた |
207 |
雑木林 |
雑木林 |
雑木林の陰に |
207 |
雑木林 |
雑木林 |
裏手の雑木林に出た |
207 |
雑木林 |
雑木林 |
しばらくは雑木林が続き |
207 |
雑木林 |
雑木林 |
ひと塊りの密生した雑木林があり |
212 |
木 |
大木 |
野宿しようとした欅の大木がある |
212 |
葉 |
葉 |
欅は葉が落ちつくして |
212 |
ケヤキ |
欅 |
欅は葉が落ちつくして |
213 |
雑木林 |
雑木林 |
雑木林の方に歩いて行く |
闇の穴、
闇の梯子、
偉丈夫、
岡安家の犬、
狂気、
紅の記憶、
荒れ野、
漆黒の霧の中で、
小川の辺、
静かな木、
相模守は無害、
入墨、
父と呼べ、
閉ざされた口、
木綿触れ、
夜が軋む、