- マツ 53箇所
- ヤナギ 7箇所
- スギ 2箇所
- ヤマブキ 1箇所
- モミジ 1箇所
- マユミ 1箇所
- ツバキ 1箇所
- サルスベリ 1箇所
- サクラ 1箇所
- クリ 1箇所
- カキ 1箇所
- アンズ 1箇所
壺井栄の小説「二十四の瞳」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1952年、文庫本におけるページ数は256ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
21 |
マツ |
松 |
岬の村から見る一本松は |
21 |
盆栽 |
盆栽 |
盆栽の木のように小さく見えたが |
21 |
マツ |
松 |
その一本松のそばにある |
21 |
マツ |
松 |
大きな一本松のある |
23 |
板木 |
板木 |
背のびをして板木をたたいていた |
23 |
マツ |
松 |
一本松のわが家のあたり |
23 |
板木 |
板木 |
始業を報じる板木がなりひびいて |
28 |
マツ |
松 |
一本松をながめてなみだぐんだ |
28 |
マツ |
松 |
八キロの道を一本松の村へとかえっていく |
33 |
マツ |
松 |
母のいる一本松の村は |
38 |
木々 |
木々 |
木々の小えだのちぎれてとびちった |
38 |
マツ |
松 |
海べの村でも一本松はいつも岬に |
41 |
マツ |
松 |
一本松の下からひとさし指一本で |
41 |
マツ |
松 |
一本松が、折れましたな |
41 |
マツ |
老松 |
名物の老松が難にあったのを |
41 |
幹 |
幹 |
そのみきの一部を風にうばわれた |
41 |
枝 |
枝 |
えだをはった |
41 |
マツ |
老松 |
年をへた老松は |
41 |
マツ |
松 |
一本松はいつものところに |
43 |
手斧 |
手斧 |
それとも、手斧でも持ちますかな |
58 |
マツ |
松 |
一本松の村もしずかにねむっている |
61 |
板木 |
板木 |
三時間めの板木がなるとともに |
65 |
マツ |
松 |
みんなの目が一本松の村へそそがれた |
65 |
マツ |
松 |
いっしょに一本松の方を見た |
65 |
マツ |
松 |
マスノの目が一本松の方へむくと |
66 |
マツ |
松 |
ただだまって一本松の方を見ている |
67 |
マツ |
松 |
一本松のそばを通った |
67 |
マツ |
松 |
ついこないだ一本松より先の町へ |
67 |
マツ |
松 |
一本松まで、何時間ぐらい |
67 |
マツ |
松 |
だれひとり一本松まであるいていった |
68 |
マツ |
松 |
一本松からかよっていたではないか |
68 |
林 |
林 |
走って林の中へすがたをけした |
68 |
マツ |
松 |
氏神さまから一本松までの遠さを |
68 |
マツ |
松 |
一本松のまだつぎの町で |
72 |
スギ |
すぎ |
スギの木かげにあそんでいた |
77 |
マツ |
松 |
一本松の村はななめうしろに遠のく |
78 |
マツ |
松 |
一本松の村までにはいくつかの |
78 |
マツ |
松 |
一本松はなかなかこなかった |
78 |
マツ |
松 |
あんなに近かった一本松 |
78 |
マツ |
松 |
目のまえに見えていた一本松 |
78 |
マツ |
松 |
はなをまわれば一本松は目のまえに |
81 |
マツ |
松 |
一本松が、なかなかこんので |
81 |
マツ |
松 |
ほたって、一本松、なかなかじゃった |
81 |
マツ |
松 |
せんせ、一本松どこ |
82 |
マツ |
松 |
一本松まで出かけた |
83 |
マツ |
松 |
用たしをしながら一本松までくると |
83 |
板ノ間 |
板の間 |
縁側の板の間につみかさねた |
84 |
マツ |
松 |
一本松を背景にして |
91 |
マツ |
松 |
一本松の村のチリリン屋であった |
93 |
マツ |
松 |
思いきって一本松までこられた |
94 |
木 |
木立 |
みどりの木立ちや黒い小さなやねを |
98 |
板 |
板 |
船にあゆみ(歩み板)のかかるのも |
100 |
マツ |
松 |
一本松ぐらい、へのかっぱじゃ |
101 |
ヤナギ |
やなぎ |
大きなヤナギと |
101 |
マツ |
まつ |
マツの木がある |
101 |
ヤナギ |
やなぎ |
そのヤナギの木の下で |
102 |
板木 |
板木 |
始業の板木がなりわたり |
105 |
モミジ |
モミジ |
なんのモミジの |
105 |
葉 |
葉 |
葉がひとつ |
107 |
新芽 |
新芽 |
あたりの木々の新芽のように |
107 |
木々 |
木々 |
あたりの木々の新芽のように |
111 |
柳行李 |
柳行李 |
古いむかしの柳行李のべんとう入れ |
111 |
柳行李 |
柳行李 |
いまどき柳行李のべんとう入れ |
111 |
柳行李 |
柳行李 |
ここで柳行李をうけいれたら |
111 |
ヤナギ |
柳 |
古いむかしの柳行李のべんとう入れ |
111 |
ヤナギ |
柳 |
いまどき柳行李のべんとう入れ |
111 |
ヤナギ |
柳 |
ここで柳行李をうけいれたら |
113 |
行李 |
行李 |
両行李ぎゅうぎゅうに |
114 |
柳行李 |
柳行李 |
柳行李よりはそのほうが |
114 |
ヤナギ |
柳 |
柳行李よりはそのほうが |
115 |
マツ |
松 |
一本松の方を見た |
122 |
ヤナギ |
やなぎ |
土手のヤナギの下に立つと |
134 |
アンズ |
アンズ |
あき地にあるアンズの木は夏にむかって |
144 |
沈香 |
沈香 |
沈香もたかず、へもこかず |
151 |
山出 |
山出 |
山出しをしてもうけた |
186 |
マツ |
松 |
わたしは一本松 |
186 |
マツ |
松 |
ああ一本松なあ |
191 |
ヤマブキ |
やまぶき |
つぼみをつけたヤマブキがむらがり |
191 |
枝 |
枝 |
細いえだはつぼみの重さでしなっている |
194 |
白木 |
白木 |
兵隊墓に白木の墓標がふえる |
199 |
マツ |
松 |
一本松でございます |
200 |
マツ |
松 |
一本松わすれて |
203 |
葉 |
葉 |
緑のスギの葉はこげ茶色に |
203 |
緑 |
緑 |
たてられたこの緑の門を |
203 |
スギ |
すぎ |
緑のスギの葉はこげ茶色に |
206 |
サルスベリ |
さるすべり |
つぼみをふくらませていたヤマブキである |
206 |
マツ |
松 |
一本松の村をこぎだした |
209 |
マツ |
松 |
時分だと思って一本松をふりかえった |
209 |
マツ |
松 |
沖からながめる一本松も |
213 |
ドングリ |
どんぐり |
山へどんぐりをひろいにいき |
213 |
葉 |
葉 |
神社の境内はかれ葉一まいものこさず |
214 |
サクラ |
さくら |
なあなつ ボーダンは サクラにいかあり |
219 |
カレ木 |
枯木 |
やみほうけてかれ木のようになって |
220 |
カキ |
カキ |
村のカキの木も |
220 |
クリ |
クリ |
クリの木も、うれるまで |
230 |
マツ |
松 |
一本松は、むかしのままのすがたで |
230 |
マツ |
松 |
一本松の下にあつまった |
239 |
実 |
実 |
死んで花実がさくものか |
242 |
板 |
板 |
小さな板やねの下に |
243 |
マユミ |
まゆみ |
つみ花のマユミの葉が |
243 |
白木 |
白木 |
ほとんど白木のままのくちたり |
243 |
ツバキ |
椿 |
花たてのツバキは |
244 |
若葉 |
若葉 |
若葉のにおうような |
248 |
マツ |
松 |
一本松から一里の道 |
254 |
マツ |
松 |
額ぶちに入れた一本松の写真が |
254 |
木ボリ |
木ぼり |
木ぼりのウシの置き物に |