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小説と木

樹種「ヤマモモ」の素敵な文章

大きくて果樹のできる木です。高さ20~25mになる。本州中部以西、四国、九州、台湾や東南アジアに分夫しています。実は6月中旬からで、木偏百樹には夏冷やして塩 をかけると一層甘く、暑い真夏になると思い出して売っている果物店を探し回る事になる、とあり、宮尾登美子の「櫂」には小説の最初のところで、高知のヤマモモについて書かれています。

以下に面白い、素敵、綺麗な表現のあるものをピックアップします。ヤマモモに関する情報と写真はコチラ

青木玉の「こぼれ種」
一年中もっさり茂っているヤマモモは (31頁)
宮尾登美子の櫂
楊梅(やまもち)は、土佐の海岸地方に生る特有の果実で、思わず頬を絞るほどの美味(うま)さがある代わり、これほどに傷み易いものもないといわれている。(8頁)
楊梅食うに、核(さね)を出す馬鹿があるか」という通もいるにはいるけれど(9頁)
舌の先で核を弄(もてあそ)ぶようにしながら果肉だけを食べるのが安心なのであった。(9頁)
楊梅の大木の木洩れ日を浴び乍ら(108頁)
ヤマモモの実

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