ナシ
すべての小説での出現ランクは24番目で、作家の取り上げは27番目でした。
ナシの名前を小説に入れた作家は19名います。また1つ以上ナシの名前を使った小説は35ありました。
すべての小説での出現回数は106箇所ありました。
ナシが一番出現する小説は水上勉の「凩(こがらし)」です。
最も出現回数の多い作家は水上勉で22所、
次は島崎藤村で16箇所です。
以下、宮沢賢治の14箇所、田山花袋の7箇所(以下省略)でした。
また小説別では、水上勉の「凩(こがらし)」20箇所、島崎藤村の「夜明け前」10箇所、田山花袋の「田舎教師」7箇所、島崎藤村の「千曲川のスケッチ」4箇所、山崎豊子の「沈まぬ太陽」3箇所、庄野潤三の「五人の男」3箇所
(以下省略)<でした。/p>
以下に面白い、素敵、綺麗な表現のあるものをピックアップします。
ナシに関する情報と写真はコチラ
- 夏目漱石の「草枕」
- 悄然として萎(しお)れる雨中の梨花には、只憐れな感じがする。(121頁)
- 尾崎紅葉の「金色夜叉」
- 「所謂一朶の梨花海棠を圧してからに、娘の満枝は自由にされて了つた訳だ。(98頁)
- 谷崎潤一郎の「盲目物語」
- 梨花一枝雨を帯びたるよそほひの、雨を帯びたるよそほひの」と、(194頁)
- 宮沢賢治の「うろこ雲」
- 町の曲り角の屋敷にある木は背高の梨の木で高くその柔らかな葉を動かしているのだ。(311頁)
- 宮沢賢治の「チュウリップの幻術」
- それよりまああの梨の木どもをご覧なさい。枝が剪られたばかりなので身体が一向釣つり合いません。まるで蛹(さなぎ)の踊です。」48頁)
- 宮沢賢治の「種山ヶ原」
- 刀が青くぎらぎら光りました。梨の木の葉が月光にせはしく動いてゐます。(111頁)
- 林芙美子の「放浪記」
- 梨のつぶてのように、私一人を東京においてけぼりにすると、いいかげんな音信しかよこさない男だった。(187頁)
- 太宰治の「葉」
- 窓ちかくの三本の梨の木はいずれもほつほつと花をひらき、そのしたで巡査が二三十人して教練をやらされていた。(18頁)