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柳巷花街
りゅうこうかがい
酒色を供とすることを職業とする遊郭
・色町のこと。
・「柳巷」は柳の木を並べて植えてある街路のこと。「花街」は花の咲い
ている街を指した。昔、色町には多く柳や花が植えられていたとも、艶な
まめかしい遊女を柳や花にたとえたともいわれる。「花柳」は、この語の
略。「花街柳巷(かがいりゅうこう)」ともいう。
●出典は、黄庭堅(こうていけん)「満庭芳(まんていほう)」(詞)
●表現としては、「柳巷花街に入り浸る」など。
●同じ意味の言葉としては、花柳狭斜(かりゅうきょうしゃ
・柳陌花街(りゅ
うはくかがい
・路花墻柳(ろかしょうりゅう
・)路柳墻花(ろりゅうしょうか)など
がある。