1932年にルフトハンザ航空がハインケル社とユンカース社の両社に対して依頼した高速旅客(高速郵便)機の競争試作から生み出された機体です。機体表面を滑らかに仕上げる皿リベットの世界初採用、引き込み式の降着装置といった、木製の楕円翼とドイツ機としては斬新な構造を採用し抗力を最小にする設計でした。翌年357km/hの最高速度などで世界記録を樹立、当時第一線級だった戦闘機よりも速い速度でしました。これに目をつけたドイツ軍が軍用に改造させました。ほかに爆撃機型・偵察機型の採用も行いました。しかしながら戦闘機としては早々と時代遅れになったために大きな成功は収めることはありませんでした。Https://www.youtube.com/watch?v=G5CXw08Haqg(Heinkel He 70 Blitz)