日本万国博覧会と木

インドネシア館

参加申し込み・表明 1968年8月24日

国旗
館のテーマ
多様性の中の統一
木とのかかわり
杉皮ぶき外観
館スタンプ
イラスト鳥瞰図
expo70 インドネシア館

英語通訳のミチコさんと館の日本人ガードマン

館のシナガーさんと当時の中川

昭和天皇、警備厳重の中でも撮れました

館のティティさん、壁の檜皮がハッキリと分かると思います

バリの踊り、真ん中はスカサニー

スマトラのロウソク踊り 

インドネシア独立記念日のパレイド 後ろがパピリオン

インドネシア館全景

会期前のインドネシア館

バティクの実演をするサティアさんと壁の木彫

木彫の前で、万博協会職員の同僚森下さん、ホステスのハルミさんと中川

インドネシアは東西がアメリカ大陸なみの距離(5110km)があり、また世界最多の島嶼(とうしょ)を抱える島国です 。また500以上り言語、多くの宗教が混在する国です。そのためテーマは「多様性の中の統一」となっており、パピリオンもそれを反映した造りになっていました。
変化の多い平面、立面は多様性を表し、屋根は統一を表しています。
このパピリオンはインドネシア国内のコンペで当選したもので、Robi Sularto(ロビー・スラルト)氏の設計で、インテリア関係のHartono(ハルトノ)氏とともに来日し、鹿島建設とコスト、日本の法規、構造などを協議して実施設計、建築となったものです。なおロビーは会期後も長期間滞在しており、Web担当者とも面識があります。
また鹿島建設は会場近くの吹田市山田地区に、インドネシア館のホステス、踊り子、歌手、楽団員、館員、警備、レストラン銃教員など100近くの人たちが生活する寮も建てました。
パビリオンの外観壁面は日本の杉皮を利用して独特の雰囲気がありました。おそらくインドネシアのヤシの繊維を利用予定だったものが、建設協議中に変わったものだろうと推察します。しかしこの外観は会期終了まで変化もなく、しっとりと落ち着いた雰囲気を出していました。
Web担当者が見学中に当時の天皇陛下、妃殿下が公演をごらんになったのは驚きでした。現在の警備状況とは異なり、一般人も一緒に座席について見ることができましたから。 毎日何度もバリの踊り、スマトラの踊り、カリマンタンの踊り、ジャワの踊り、民族歌謡、アンクルンの演奏などを公演していました。彼らたちの踊りはすべて素足でしたから、ムクの木を利用した寄木フロアーのトゲなど心配をしましたが、会期終了まで問題なく役目を終えました。レストランもこの舞台後ろ側にあり、同質の寄木フロアーで、高級感がありました。 展示にも木彫、や木製あやつり人形、木彫面など壁面にも伝統的な大型の木彫が取り付けてありましたる

関連資料  万博とインドネシア館

館の建築データー (面積関係の単位は平方メートルです)

敷地面積 建築面積 高さ 延床面積 主要構造 収容人数 設計 施工 管理
2830 1293 11m 2216.088 鉄骨鉄筋コンクリート造 - ロビー・スラルト 鹿島建設 鹿島建設大阪設計部
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