参加申し込み・表明 1967年7月24日
Web担当者の勤務地であるお祭り広場の隣地であることや、弟がアルバイトをしていたり、協会の直属上司のお嬢さんが通訳ホステスをしていたり等で身近に感じていたパビリオンでした。
ニュージーランド館は先進国でありながら完全な木造建築を立てていました。事務所、2つの展示館、映画館、食堂の5つの建物から構成されていました。一辺15メートル四方の正方形の建物は空間的に変化もたせるため高さが異なっていて、渡り廊下でつながっていました。通路を歩く時の足の感覚はコツコツと音がして適度な反発があり、会場の中で一番良いものでした。(カナダ館などは木造でしたが、木の厚みや集成であるためか、やや硬く感じました。)
建物はほとんどニュージランド産の建築資材、集成の梁、ラジエタパイン、マンゴー、タワ材の合板の壁材、手すりにはリム材、瓦、羊毛のカーペット、木製椅子もテーブル、敷石、1000もの樹木や植物、岩などニュージランド人が自国の資材をどのように利用しているかを如実に示していました。
中庭には150席のカフェテラスがあり、日本人にはなじみのうすいマトンカレーが提供されました。何度か食しましたが、大好物とまではいませんでした。2階にニュージランドの間欠泉(カイザー)をあしらって、せせらぎと光を用いて装飾した高級料理店「カイザーレストラン」がありましたが、Web担当者には高級すぎて一度も入ることもできませんでした。これらのレストランは同国の食肉輸出振興機関によって運営されていました。
「森の中の小路」では、野鳥のさえずりの中森の中を散策し、音響効果により、自然の森の中を歩いているような感覚に陥りました。
館の建築データー (面積関係の単位は平方メートルです)
敷地面積 | 建築面積 | 高さ | 延床面積 | 主要構造 | 収容人数 | 設計 | 施工 | 管理 |
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2914 | 1690 | 12.6m | 2908 | 木造 | 2000人 | ジョン・L・ニューナム | 戸田建設 | ニュージーランド政府 |