参加申し込み・表明 1966年10月07日
会場の中でもひときわ目を引く建築物でした。遠目には台形ピラミツドの形で光り輝いているので、オール木造のものとはわかりません。45度の角度をもった外側には鏡が敷き詰められています。50センチ角で4万枚も使われました。(会期中に鏡の反射で隣接する特定のパビリオンに光があたり高熱になり、急きょシートをかけたり、反射止め加工をしたりするトラブルもありました。)
人型の梁組構成を4つのブロックで構成しており、囲まれた敷地を屋外展示やステージとしています。スピンナーと呼ばれる大型の回転する5本のパラソルが中心に世知され、池も配置されている。人型の梁構造はグルーラムでカナダで製造され、輸送されてきた。グルーラムとは木材を重ねて接着して作られる構造用木材のこと、グルーラムでできた梁は耐火性が非常に高く、熱を加えてもグルーラムは曲がりません。また、通常の火に1時間さらした後の焦げの深さは約36mmです。1970年に日本に紹介されながら、その後普及しなかったのは日本の建築基準法に抵触していたのかもしりません。カナダでは当時からスポーツ施設、大型店舗、展示ホール、学校、住宅、農業施設などに利用されていました。
館の建築データー (面積関係の単位は平方メートルです)
敷地面積 | 建築面積 | 高さ | 延床面積 | 主要構造 | 収容人数 | 設計 | 施工 | 管理 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9650 | 3940 | 調査中 |
5550 | 木造、米松積層材梁と一部鉄骨造 | 3000人(展示) 1000人(コート) |
エリクソン・マッセイ建築設計事務所 | 大成建設 | エリクソン・マッセイ建築設計事務所 |