箕面市北部に位置する市立止々呂美小・中学校の児童生徒27人が炭焼きに挑戦し出来上がった炭を窯からだし、種類ごとにわける作業をした。出来上がった炭は「中学3年生を送る会」でバーベキューの燃料として使われるという。 この地区はお茶炭の代名詞とされる「池田炭」の生産地の一つとして知られ、昭和30年代の最盛期には400トンを出荷していた。しかし、需要の減少、原木クヌギの不足などから現在では同地区で炭焼きをしているのは1軒のみである。この企画は平成14年度から地域の文化、労働について子供たちにしってもらおうということではじめられた。ちなみに「池田炭」は切口が美しい菊の形をしているため、「菊炭」ともよばれる最高級品である。
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産地復興へ熱き思い 池田炭