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之よし
一 輪王寺一品宮御北朝宮ト奉称東帝ト申上候由
一 九條右大臣殿関白宣下有之候由
一 澤三位殿醍醐中将殿伝奏議奏任被仰付候由
一 仙台米沢会津佐竹南部五侯中納言ニ
昇進被仰付候由
一 秋田万之助従四位侍従被仰付候由
一 奥羽ニ而は年号寿延と相改候由
右慶應四辰八月九日吉田善之介送り来ル若山
去ル大家より伝来候由申来尤偽撰明々白々也
辰八月十八日書信
秋霜鬱陶敷御座候益御清穆被為在
奉恐賀候此程ハ新文類進之難有奉存候
当郡令衆も大新聞好ニ被成候由ニて取備
一覧候処大ニ被相喜候事ニ御座候久保無二三
丈夫之来信確説妙々ニ而早速栖原へ
も遣し申候定而相喜候事と奉存候此小冊江
戸より来り候よしニ候得共例之東夷説ニて
取ニも不足事之よし海翁ニより申来候外ニ輪
王寺 宮を東帝と申か由の妄説も