慶応二寅五月十八日
岩国吉川より歎願書写
本家毛利大膳父子御裁許并末家
中江被仰渡候趣去ル朔日於広
島表末家名代の者江御達し御座候
段被是奉恐入候然ニ闔国土民の
情状中々以私容易ニ語諭行届
候義無覚束次第ニ付申合度義も
御座候処名代の者帰邑かけ途