五月十日 勅命期限の日長州於赤
間関ニて攘夷被致則七月
天子正親町少将卿を遣し長州父子の勤
功を賞せられしむ
天子積年の御震念を奉晴御国
體将ニ己ニ立んとするの時豈計らんや八
月十八日 天朝御模様被為替忠臣
幽閉讒邪得時候 伏推
皇国大災害は一昨年八月十八日に起即
天朝不振幕府長く不和を生じ今
日の形勢ニ至る三百諸侯攘夷の
詔を不奉して長州征伐の詔を奉
して速ニ兵を芸州ニ出したるハ是何事
ぞや
外国へ家来を差遣し且器械注文
の事
右尊攘の大義を挙候二付無拠両三人
探索差出し器械注文の義も長州より
相始不申幕府私ニ使節を遣し私ニ