シンガランの家を探すのには、思ったより時間がかかった。宿泊ホテルをブロックMのグランドマハカムに決めたのは近くだったからで、歩いて10分もかからないと思っていた。
しかし結果的には2時間近くも付近を歩き廻る事になる。途中のパッサルマジェステックがまったくわからない。地図を片手に磁石と人に尋ねるのであるが、付近の人の方向感覚はまったくデタラメとしかいいようがない。正反対の方向を平気で言ってくださる。歩き疲れた時に見つかったのが左のプレートであった。
そして家の外構の支柱には 11の文字が残っていた。まさしくこの角の家がメスだった。屋根の形が変わっているので、ひとつひとつ、写真と照らし合わせてみたら、玄関、一階の窓、2階の窓の位置やエクステリア、支柱の感覚、外構の材質、「排水口と入り口と外構の位置関係」などが非常に似ている。しかし気にかかったのは車庫の入り口に大きな木があり、車を出し入れするときに、邪魔になるはずだが、そんな記憶はなかったので、少し悩んだ。そして木は生長していることに気づく。そりゃ33年たっていれば大きくなりますわね。
1970年代写真。ク今の住宅との共通点があります。
1シンガランの住宅はフェンスは変えているがエクステリアの土台は同じまま。樹木は３３年でこれほどの大きさになった
(左) 33年前 (右)現在社宅前から北を見る
シンガラン通りはジャカルタの別の場所にあった。ここは現在、クリンチ通り(Kerinci)となっている。
昔なつかしいこの家は少し改築してあるが、昔のままの佇まいだが、周りの環境があまりにも変わっている。
シンガランを一筋東に行くと、このような景色になっている。付近にはもう大きなビルが迫っている
