森と文明
岸根卓郎 著
サンマーク出版 1300円
1996年10月15日 発行
この本の目的は、第一にヒマラヤ山脈を境とする東西の自然環境の違い、
なかでも「森の有無」が、人類文明を東洋の「森の文明」と、
西洋の「草原の文明」の二つの異なる文明に分け、
それら東西の文明の違いがまた、それぞれの環境問題をも大きく
異なるものにしたこと、および第二に、二一世紀までには、
これまで800年間活動してきた西洋の草原の文明と、
その間休んでいた東洋の森の文明が交代し、それによって人類文明は、
自然を支配する文明から、自然と共生する文明へと進化することを
「学際的見地」から明らかにする。
森と文明