熱帯林ってなんだ
馬はし憲男 著
築地書館 1494円
休暇のたびに、赤道の島ボルネオを訪ね歩いた著者が、
熱帯林とそこに暮らす人々を通じて学んだこと。
また、開発、援助、環境、人権、などの問題の本当の姿を
私たちの目線の高さで鮮やかに描いています。
中学生から大人まで楽しめます。「熱帯林ってなんだ」を読んで 松下徹
熱帯林の種類には閉鎖林(空から見て森林だけ)と
開放林(アフリカのサバンナの様な疎林)の2種類
があるが今回は特に閉鎖林について書いていた。
熱帯林の役目から考えて地球温暖化の問題、地球の
肺の役目、種の宝庫、地球のダムの役目等
以上のような役目を果たしている再確認が出来た。
環境破壊の面から考えて森林の伐採(木材と燃料の
使われ方)、焼畑農業の問題やそれに伴う道路や機
械化等よる問題などのような問題点がある。
木材企業と首長の癒着の問題も有り、賄賂だけで地
区の木材を売り払ってしまう事など今日の日本の社
会問題を思いだした。熱帯林ってなんだ 開発.環境と人びとのくらし 馬橋憲男 築地書館㈱ 1991年10月30日初版 1494円
1ロングハウスかいまみ記
ボルネオ島へ
ショウのロングハウス
ロングハウスの生活
自然にやさしい焼き畑農業
木材の伐採現場へ
楽しい結納パーティー
ジャングルの食事
川での沐浴
町に出ていく若者たち
木材企業の進出
国の経済を支える熱帯林
闘鶏と白いポール
蚊と病気
ロックと精霊信仰
焼き畑農業のしくみ
ジャングルの中のニッポン
クダクダ(人馬)
2熱帯林ってなんた゛
現状
熱帯林の特徴と役割
森がスーパーマーケット
森の生態系
減少と破壊の原因
植林
地球的な問題
3地球的規模の問題と私たち
人間らしく暮らすために
GNPでははかれない豊かさ
私がボルネオ島で学んだこと
私たちと地球的規模の問題