-森林資源情報から木材VANまで-
加藤滋雄著
A5判182頁
2,000円(本体1,905円+税)
林業・木材産業の発展に向け、最新の情報ネットワークシステムをどう活用すべきか。 具体的な取り組み事例を紹介しながら、これからの対応方向を示す! *SUGI・情報ネットワーク 並材のフロンティアを求めて 日本木材青壮年団体連合会 2000円 1990年5月1日 1990年5月1日 第1部 スギ並材を取りまく環境 1.産業の進化と変革のなかで (1) 現況をどうみるか 1) スギ並材のシナリオ 2) 立木価格推移に地域性 3) 貫ぬかれた資源政策 4) なぜスギを植えるか 5) 成熟化の実相 #1 6) 成熟化の実相 #2 7) スギの流れと製材工場 8) 素材流通のネットワーク 9) 地域産地とは何か (2) スギ並材の何が問題か 1) 「スギ並材」とは何か 2) 木材市場はアトム的 3) 育林費用原理はどこまで働くか 4) 新興産地の出材に視線 5) スギは「難加工材」 6) 誰がどこで加工するか 7) 住宅市場はメーカー主導型へ 8) ワイワイギャーギャーできるテーブルを (3) 新事業機会の成熟化に向けて 1) パンドーラーの壷は明けられた 2) 問題の核心はどこにあるか 3) ハイテクと同じ土俵で競争できるか 4) 競争力支える社有林と伐採権 5) 工業原料化への仕組みづくり 6) 風土性から技術を見直す 7) 「難加工材」は絶対でない 8) 最新鋭技術より安定した技術の組合せ 9) 新しい「林産」業の立場から 2.スギ並材アンケート調査結果 第2部 利用の現況と問題点 1.スギ中目材の製材木取り方法 1) 事例調査について 2) アンケート方式による製材木取り方法事例 ア.並材 イ.良材 3) 参考資料 ア.「製材木取りシリーズ」から ア-1.「製材木取りについて(1) (2) (3) 」 ア-2.「スギ ヒノキ間伐材の製材木取り」 ア-3.「天竜材(スギ)の木取り」 イ.製材木取り、むかしといま イ-1.「挽材作業」 イ-2.「製材品」 2.材質加工上の問題点に関する報告 1) スギ並材の材質 2) スギ一般材の強度に関連して 3) スギ並材の効率的な製材加工・利用の方向 4) 合板、LVL製造のためのスギ材の単板化 5) スギ材の乾燥 6) スギ材の材色 7) スギ材の集成加工と問題点 3.明治時代の文献にみるスギ材の用途とその理由 1) 「木材ノ工芸的利用」 2) 「大日本有用樹木効用編」 4.スギ材の材質、利用、加工などに関する伝承 1) 「経験的に知られている木材の材質指標」 2) 「スギのはなし いろいろ」 3) 「スギ材に関する各地の伝承集録」 4) 「山のことわざ」 5) スギ材、国産材にたいする利用と意識 第3部 スギに関する研究論文、調査報告の目録 1.はじめに 2.スギに関する最近の研究の動向 1) 育成に関するもの 2) 加工技術 3) 用途開発 3.研究論文、調査報告などからみたスギの利用展開に関する取組み 4.森林総合研究所 5.公立林業試験場(工業試験場)、大学 6.大学演習林報告他 7.日本木材学会 8.日本建築学会 9.雑誌 1) 木材工業 2) その他 10.調査報告書、一般刊行図書 1) 調査報告書 2) 一般刊行図書 11.関係大学、試験研究機関など所在地 第4部 統計、資料 1.統計 表1.スギ、ヒノキ造林面積の推移 表2.スギ、ヒノキ立木価格の推移 表3.スギ、ヒノキ素材生産費の推移 図1.令級別人工林面積と保育対象面積 表4.スギ人工林令級別蓄積 表5.スギ人工林(民有林)令級別、都道府県別蓄積 表6.スギ、ヒノキ素材生産量の推移 表7.スギ素材都道府県別生産量の推移 表8.スギ、米材、北洋材の製材用素材需給量の推移 表9.スギ、ヒノキ、ベイツガ(素材、製材品)の価格推移 表10.スギ、ヒノキ、ベイツガ ソ連アカマツ製材品の市売価格推移 表11.スギ、ヒノキ、ベイツガ(素材、製材品)の相対価格 表12.外国為替相場変動期の米材産地価格 表13.外国為替相場変動期の日銀木材価格指数 表14.価格変動期のスギ、ヒノキ、ベイツガ価格の騰落額と騰落率推移 表15.価格変動期のスギ、ヒノキ、ベイツガ価格の騰落率とその期間 表16.製材用スギ素材の推移 図2.構造部材ごとにみた使用樹種の種類と割合 2.資料 1.平成2年度スギ一般材に関する林野庁予算 2.スギ人工林特化地域の現況 第5部 新しいビジネスチャンスの理念を求めて 1.佐々木光 「木材資源の有効利用と木質材料の研究開発」 2.大熊幹章 「木材・木質材料の動向と問題点」 3.佐々木光外「MOVAMIL-その意義とシステムの概要」
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