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森林の効用と林業経営

森林の効用と林業経営

平山三男 著 清文社 1300円

1990年8月30日発行

本書をきっかけにひとりでも多くの方に 森林に興味をもってもらえればっというのが 著者の願いである。m森林の効用と林業経営 平山三男 ㈱清文社 1990年8月30日発行 1 第一部 森林の効用 I 森林の効用に対する認識の高まり 戦後のわが国および世界の森林事情 森林活用時代へ II 主要な森林の効用 (1)水不足について 水需要の増大と「水源税」 森林の水源かん養機能 皆伐がもたらすもの 水源林の造成と受益者負担 (2)土砂の流出崩壊について 森林はどうして山崩れを防ぐことができるのか 過去の大きな災害事例 災害の起こりやすい条件とその防除法 ササの功罪 (3)砂漠化について (4)地球の炭酸ガス濃度の変化と酸性雨について 炭酸ガスの温室効果 酸性雨の被害 電力需要の増大と望ましい発電方式 (5)公衆衛生上の問題について 森林浴とは 水の汚染 (6)風致保全について 第二部 森林資源と木材生産 I 木材利用の変遷 II 世界の森林資源と木材供給事情のあらまし 森林資源の現況 天然林の主要輸出国とその動向 III わが国の木材生産事情と材価 (1)建築様式の変化と住まい (2)木材の需給と材価の推移 (3)わが国独特の材価 建築資材としての木材の優秀性 スギ、ヒノキの材価 IV わが国の山林の特性 第三部 造林めぐる諸問題 I 皆伐造林と恒続林思想 (1)わが国の林業地帯 (2)皆伐造林の導入と特別経営事業 (3)恒続林思想に基づく択伐天然更新への移行 恒続林思想の伝来 択伐天然更新の失敗とその原因 (4)択伐天然更新成功への取組み (5)急がれる育林技術の確立 II わが国の造林事業の推移 (1)造林事業の経過の概略 (2)戦後の大造林とその問題点 国有林の林力増強計画の無謀性 労働力の確保および技術指導、訓練の困難性 (3)林業経理学に導かれた低伐期林業 III 人工造林事業の収支と税制 (1)人工造林の収支 造林事業費の概算 借入による場合の造林事業費 (2)林業をめぐる税制 所得税 相続税 公益性を重視した税制の改善 IV 国有林の特別会計制度 (1)国有林野事業に関する制度の概要 (2)特別会計制度の弊害 国有林野事業特別会計法の矛盾 望まれる一般会計への移行 V 低(短)伐期林業と高(長)伐期林業の比較 (1)低伐期、高伐期の区分 (2)林木の成長と利用径級(太さ)との関係 (3)林業経営の特徴と伐期との関係 (4)低伐期林業と高伐期林業の長所と短所 低伐期林業の長所と短所 高伐期林業の長所と短所 第四部 これからの林業はどうしたらよいのか I 高伐期林業の有利性 (1)林業経営と環境保全の両立 (2)低伐期林業と高伐期林業の損得 (3)低伐期林業の不振と高伐期林業への期待 低伐期では外材に勝てない 二百年伐期の安定した林業経営 II 高伐期林業実現への提案 (1)再検討が必要な「平均成長量最多の次期」 (2)緊急を要する高伐期施業の実行と優良林の保残 まず国有林が実行を 二百年以上の伐期で実行 優良林の保残に努める (3)「ほっとけ造林」のすすめ

森林の効用と林業経営

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