森林の環境 100の不思議
日本林業技術協会 著
東京書籍 1300円
身近な森林についての
解説が100項目記載されています
目次
Ⅰ 環境問題と森林
時を越えた風/さまよう森林/森が溺れる?/温暖化は本当?/関西商人?並、シベリアの森林
炭素の家計簿は土壌のへそくり/二酸化炭素が増えればよく育つ?
青年vs熟年、どっちが役に立つ?/ハゲは進行する/百年河清を待つよりも
森を潰した人口圧と過放牧/海水で砂漠に緑を!/高い煙突から/土の余命
満腹の森/牛のゲップの後始末/迷惑かけてすみません?/緑の効用
気づいてみればひとりぼっち/父親は遠くにいて思うもの/遺伝子の多様性をはかる
フラグシップ・スピーシスは代表選手/森を伐ってなぜわるい?
食べちゃった熱帯林/よそ者に滅ぼされる!
Ⅱ 気候変動と森林
森林と砂漠交代の地球史/氷期に森林が発達しなかったワケ/日本列島に広がっていたスギ林
化石になった土/田んぼの下にスギの大木/変わり行く上高地/持ちつ持たれつ森林と永久凍土
成長する土/火事でよみがえる森/樹木温度計/花粉はかたりべ
ペルー湾から飛び火/煙で木が育たない/ガイアの掟/洗濯物の乾きやすさ
いつから地球は変わり始めたか/異常でない?異常気象
ひとことで森林環境というけれど/水源を見つめて六十年
十八年ごとにやってくる?ドカ雪/乱高下して高値基調/雨がスッパイ?
Ⅲ 日本の森林の変遷と現状
ブナ林のルーツを探る/木曽ヒノキ林成立の秘密/屋久杉の不思議/植物たちも富士登山
ふるさとははるか北の凍てつく大地/美人薄命/南の島に/類は友を呼ぷ/似て非なるもの
チョー塩基性岩地帯の特異な植生/縄文人の豊かな食生活/クリからカシヘ/究極の?人工林
歴史を語る鎮守の森/街道の並木に隠さ札た役割/育ての親がいた
原生林の奥に文左衡門の踏み跡/手塩にかける雑木林/木の博物館/消えてゆく白砂青松
誰が育てるの?/小さな原風景/゛ムニン"の島で/富士の高嶺に登った自動車道
君の名は/巨大なインベーダー/ヒノキ林の陰で/変わりゆく名勝の森林
河畔林とサクラマスー/シカが森を食いつぷす
Ⅳ 森林が守る私たちの生活環境
はげ山の教訓/100年でやっと10センチ/アカシアは郷土の花?/煙が先か、火が先か
多からず少なからず/森林は大きなスポンジ?/清き流れに/地下にあるダム
森は飲んべえで汗かき?/緑は人類を救う/森は山崩れを防いだ/防風効果と通風の妙
世界遺産を守る゛雪持ち林"/゛白い闇"地吹雪を防ぐ/雪山は森林とともに
静かさを演出する森の音/
落石注意!/雪は自然の貯水ダム/森はワシが守る/環境との調和を目指して
急がばまわれ/緑の防火壁